辞書を開く

はじめて絹双子という言葉を知った。

「織り糸に絹糸を混ぜて双子織りにしたもの」とネットの辞書には書いてあった。

でも双子織りって何だろう?

これもまたネットの辞書で調べる。

「双糸を用いて平織りにした綿織物」

うーん双糸がよくわからない。

そしてまた調べる。

「2本の単糸を撚り合わせた糸」

つまり

「絹の単糸を撚り合わせた糸を用いて平織りにした織物」

ということか。

 

久しぶりに辞書を引いて思い出した。

学生だった頃、わからない言葉を調べる時に辞書を開いて、目当ての言葉を探し当てた

後、その言葉の前後に並ぶ違う言葉の意味を読み、あるいは関連の言葉のページに飛ん

で、その意味を読んだりということをしていた。

そうして気が付くと1時間くらい時間が過ぎていたということがよくあった。

そうやって知らない言葉に出会い、覚えていったのだ。

 

今はそういうことやらなくなったな。

久しぶりに、辞書を開いてみよう。

管理職なんてなりたくない?

今日、勤務している会社の来期の人事発表があった。

その内容はけっこうショックなものであった。

と言うのも、私より1年後に入社した後輩2人が揃って昇進したからだった。

その2人と比較してみて、自分の仕事ぶりが劣るということは考えられないのだが

私の部署は役職者が既にいる。なので動かせないということは理解できるし

こういったことは会社生活を送っていればよくあることだろう。

 

ところで、私は潜在意識の効用について、ここ数ヶ月いろいろな人の著作や、

ネット上の掲示板に投稿された体験談などを読み漁っていた。

結局、どの「達人」(と呼ばれている人達)も言っていることは同じで

「表面の意識で何を考え、どんなことを思っていても、潜在意識に植え付けられた願望

や想いの方が現実になる」ということだ。

 

私は常々昇進については半々の考えを持っていた。

昇進したいという気持ちの裏には、いやらしい欲が潜んでいた。

「敬われたい」「自分を評価してほしい」・・・というような。

反面、「責任を負わされたくない」「休日返上で仕事をしたくない」

「残業代をもらえなくなる」「楽をしたい」「社長に怒られたくない」←(笑)

・・・等々の理由から「管理職はいやだ」という気持ちもあった。

 

そして恐らく、その「管理職なんてなりたくない」という気持ちの方が潜在意識の

中で強烈に植えつけられていた為にこの状況を招いたのだと今は確信を持っている。

 

next.rikunabi.com

 この記事内で言われている表面的には見えない利得=「二次利得」を

私の場合に当て嵌めてみると

「責任を負わされない。休日出勤をしない。楽をする。残業代をもらえる」という利益を

昇進しないことで得ている

ということになる。

 

 

考えてみると、自分にとって昇進しないことはいいことばかりじゃないか!

そう思うとそれまでムカムカしていた気持ちがすーっと消えていった。

私は昇進はしなくても、今いるところでいいんだ。

なんだ、幸せじゃないか。

曾祖母の思い出そして失ったもの

私は幼い頃は共働きの両親に代わって明治生まれの曾祖母に面倒を見てもらっていたので、その影響をいろいろ受けて育った。

曾祖母は80代半ば頃までは、毎朝つげの櫛で髪を梳き、椿油を使って髪を結っていた。

長谷川町子原作の漫画の実写版ドラマ「いじわるばあさん」が子供の頃大好きだったのだけど、青島幸男が演じるばあさんの姿は、キャラクターは別としてまさにうちの曾祖母そのものだった。

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というか1980年代頃の一般的なおばあさんのイメージはこういう姿だった。

今となってはこういうおばあさんを探すことの方が難しいだろう。

ところで「お灸をすえる」というのは、懲らしめ、戒める意味の比喩表現だが、曾祖母は私たち姉妹を懲らしめる時は「やいとうをすえるで」と言って本当に手の甲にもぐさをのせて火をつけた。

山奥の農村で生まれ、また嫁いだ先もこれまた山奥の農村で比較的余裕がある農家だったのに限られた食材を使ったものしか食べてことなかったので料理のレパートリーが極端に少なく、焼き飯を孫の為に作ってもネギしか入っていない味のしないものだったり、肉というものをその生涯で殆ど食べたことがないため調理法もよく知らず、母が夕飯用に買っていた味付け豚肉を焼かずに生で食べているのを発見してびっくりしたことがあった。これは呆けたからではなく、知らなかったからだ。

ただ、昔から作ってきた料理、例えばバラ寿司や、鯖寿司、黒豆などの味は天下一品だった。

曾祖母は手先が器用だったからか、それともその年代の女性なら誰でも習得しておくべき技術だった為か家事は何でもできた。特に和裁をしている姿を強く覚えている。子供の頃に着た着物や浴衣は曾祖母が縫ってくれたものだった。

庭先に茣蓙を敷いて、足の指の間に藁を挟み縄を編んで、草履や農作業で使う薦を作っていたのも覚えている。お正月に玄関に飾るしめ縄も祖母が作ったものだった。

味噌を作ったし、鶏を何十羽も飼って卵を産ませたし、畑で自家用の野菜を作った。冬になれば桶いっぱいに白菜を漬けた。

曾祖母は賢い人だった。余計なことは一切口にせず、人の陰口や悪口を言っているところを見たことがなかった。尋常小学校時代はとても優秀で教科書を一読しただけで内容が全て頭に入るほどの秀才だったらしい。もし、生まれた環境が違っていたら全く別の人生を歩んでいただろう、と今でも親戚の人が話すくらいに。

曾祖母はとても信心深くーそれは私が子供時代に近所に住んでいたおじいさん・おばあさんといわれる年代の人は全てそうだったのだけどー曾祖母は毎日近所のお寺の境内にある白山権現という神様にお参りに行くことをかかさなかった。それは90歳で亡くなるその前日まで続いた。月に何度かいろんな講と呼ばれる集まりがあって、それは農村の生活に欠かせない地域交流の場として機能していた。大師講は大師堂と呼ばれている大師像をお祀りした小さな建物に農村のおばあさんたちが集ってお茶を飲みながら喋っていて、私や近所の子供たちはお接待といってお菓子をもらえるのでそれを目当てに大師講の日にその建物に行っていたが、何をしていたのかは知らない。

ちなみに学生時代、宮本常一の「忘れられた日本人」という民俗学の本を面白く読んだことがあるが、それは本で過去のものとして語られていた昔の農村の風俗の残滓が私の故郷にはあったからだ。けれどそれから20余年経ち時代の変遷と共に消えてしまった。

 

忘れられた日本人 (岩波文庫)

忘れられた日本人 (岩波文庫)

 

 こうして曾祖母のことを思い返してみると、子供の頃ごく当たり前に身近に接していたいろんなことが今ではすっかり失われてしまったことに気づく。もっといろんなことを聞いておけばよかった、教えてもらえばよかったと後悔してみても遅い。

過ぎた日のノスタルジーと言えばそれまでだけど、大げさかもしれないけど失ってしまった文化や習慣はもう取り戻せないのかと考えると愕然としてしまう。時代の変遷でなくなったものはそうなるべくしてそうなったのかもしれない。

けれど、ただただ寂しい。

久しぶりに日本のドラマを観た

私は普段日本のテレビ番組、特にドラマを視聴する機会がほとんどない。

考えてみると、ここ10年で私が観た日本のドラマは「半沢直樹」くらいだった。

Yahoo!Japanのエンタメ(どうでもいいけどエンタ・・・と入力する際必ず「エンタツ」が一番の変換候補に挙がってくる私のPC)ニュースを見ても、ヘッドラインに表示される俳優の名前はどれも知らないものばかりになってしまった。

ところで、私は大杉漣さんの訃報を2日遅れで知った。お恥ずかしながら大杉漣さんと言えば映画Hana-biに出演していた人(しかも映画を観たことがない)という認識しか持っていなかったのだがそんな私でもすごく驚いたのだから、いつもTVで大杉さんを見ていた日本の人達の衝撃は相当のものだっただろう。素晴らしい方だったことが伺える各界の方の追悼コメントを読むにつけ、その急逝が惜しまれる。ご冥福をお祈りいたします。

さて、私がなぜ大杉さんの話をしたかというと、一連の大杉さんの訃報関連ニュースで繰り返し言及される「バイプレイヤーズ」というドラマの存在を知って、観たから。 

私は日本のドラマでしばしばみられる役者の力み過ぎ演技が苦手だ。当地で映画「デスノート」の上映があった時映画自体をとても楽しく鑑賞したのだけど、ただどうしても主演の方の力の入りすぎた演技が鼻につき、それをMixi日記に書いたら主演の方のファンと思しき方々からの大量の足跡が残されたのを見て怖くなって日記を削除したChickenは私だ。

だけど「バイプレイヤーズ」に出演している方々は自然体(に見える)だし、5人のおじさんが共同生活するという設定も面白いし、おじさん萌えする若い女性には最高のドラマなのではないかな、(松重さんが一番年下だから、という理由で色々理不尽な思いをさせられているところなんてとってもいい)と思う。

すごく久しぶりにドラマを観て大声上げて笑った気がする。あー、楽しかった!

 

 

出前を取った

今日は金曜日。

Thank God It's Fridayである。

夫が「今日は昼ごはん食べすぎたから晩はいらない」と言って飲みにでかけた。

大昔流行ったCMのフレーズ「亭主元気で留守がいい」

このコピーを考えた人は天才だと思う。

…ということでごはんを作らなくていいとなれば出前だ。

Uber Eatsでフライドチキン&ポテトを注文した。この店はユニークで店のメニューの作り方をFacebookページで紹介している。

私が注文したFondue Wingsはこれ↓

 高カロリー&高塩分だけどこういうものってたまに食べると美味い。

幸せ〜と言いながら貪り喰ってしまった。                   

給料日だしいいよね。 

はじめる

今日からブログを書きます。

とりあえずの目標は30日続けること。

30日続けられたら、次は60日、90日、そして100日と目標を伸ばしていくことに

しました。

書くことは、その日楽しかったことや嬉しかったこと。

自分の為に続けるブログです。